3月定例会研修はフリートーキングでした。
研修に関する事柄だけではなく、会の運営や日頃の思いなど、会員の皆様のご意見やご要望をお聞きする貴重な時間となりました。
研修部では、昨年のアンケート結果や今回寄せられたお声を、来年度以降の研修計画や研修体系に活かしていきたいと思います。
今回は、入会時に購入している「音訳マニュアル」より、音訳表現技術を学びました。
1)句読点など・・・読点(、)は文意に沿った読み方をする。
(例)彼の車は、センターラインを越えて、前から来た車とぶつかった
→ 区切る場所で意味が違ってくる。
2)「?」などの記号の処理・・・「ギモンフ」と読む。または文尾を上げる。
★会話文では文尾を上げることが多い。
★会話以外では「ギモンフ」と読むこともある。
(例)爆発物?で脱線か、→ばくはつぶつ ギモンフ で だっせんか
3)カッコ類・・・意味合いにより、ピッチとスピードを工夫する。
★補足説明の( )・・・( )の中はピッチを下げ、ピークを付けず、少し早く。
★強調の「 」・・・「 」の中はピッチを上げたり、ややゆっくり読むと強調さが伝わる。
★( )の中が長い場合は「カッコ」「カッコトジ」とピッチを下げて読み、( )の中は普通に読む。
<♪ここがポイント♪>
・文意に沿った読み方をする。
・ピッチ・スピードを変えることで、わかりやすく伝えることができる。
当会のベテラン会員を講師に迎え、読むにあたって大切なこと、また伝える技術について実践を交えながら研修を行いました。
今回は特に漫画と絵文字の処理について、実際の音訳を聞きながら より伝わりやすい読みの技術を学びました。
また、事前アンケートで会員から寄せられた疑問、意見等について個々に答えていただきました。
<♪ここがポイント♪>
・聞き取りやすいのは、やや高めのハリのある声。
・処理に正解はない。その本の内容を考え、聞き手により伝わりやすい読みを。
・大事なのは、どう読むかではなく、聞き手にどう聞こえるか。
◇次回定例会(12.8)での研修はお休みです。
「デイジー編集とプレクストーク」
・デイジー録音されたCDを再生機(プレクストーク)に入れて、聴いてみました。
・セクション、フレーズ、レベル、グループ、ページ、などの編集をすることで、聴きたい場所を選んで聴くことができます。
<♪ここがポイント♪>
・デイジー編集を利用すると録音するときも便利。
・令和3年度の高田図書館録音図書貸し出しは 497タイトルでした。
◇次回(11.23)は、一日研修です。
今回は会話文についての研修でした。
時代背景の異なる3種類の会話文を読んでいただき、お互いに感想や留意すべき事項等 について話し合いました。
<♪ここがポイント♪>
・地の文と会話文、或いは会話と会話のあいだの間の取り方が大切。
・会話は、あまり感情を込めすぎないように注意した方が良い。
◇次回例会(10.27)の研修は、「編集とプレクストークについて」です。
今回は希望者を募り、ファイヤ―ストレージの使い方の研修を行いました。
これで、音声データのやり取りをネット経由でもできるようになります。
まず、
◯ファイルとフォルダの見分け方
◯本一冊分の音声データは大量のため、メール添付では送信出来ないこと
◯ファイヤーストレージは郵便局留めのようなもので、無料で大容量のデータを送受信できるファイル転送サービスである
などの基本的な事柄を教わり、その後、
◯パソコンでzipファイルをファイヤーストレージへアップロードする
⇒届けたい人へ、メールでダウンロードURLを知らせる
⇒メールで送られてきたURLからデータを受信
⇒データの保存、解凍してデータを確認する
など 一通りの手順を実際に体験しました。
講師と一緒に進めることで、不安も解消されるので、 今回参加されなかった会員の方々にも 是非次の機会に受講していただきたいと感じました。
今回は、ビルドブック時のトラブルを題材に、ファイルの複写、保存等について、また、会員が音訳した社協だよりを聞きながら録音時の注意事項を学びました。
<♪ここがポイント>
・万一のトラブルに備えてUSBメモリでこまめにバックアップを取る
・USBメモリに保存する際は、「ドラッグしてコピー」より「コピー&貼り付け」が確実
・漢字の読みは正確に!思い込みで読まないで!
(例)高士区(◯たかし区 ×こうど区) ← 高土町(こうど町)と混同注意!
※7月例会の研修は、新型コロナウイルス流行のため、9月に延期されました。