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新潟県上越市で活動する音声訳ボランディア 上越音声訳マザーテープの会

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2024年度の研修記録

  昨年度の研修記録は、こちらをご覧ください。
     

2月定例会(2025.2.27)

今回は「枠読み」についての研修でした。
当会では、高田図書館の録音図書作成にあたって「録音図書作成基準」を定めています。
その中の〈デイジー図書 枠アナウンスシート〉の内容について再確認しました。
 
ここがポイント
・録音図書作成にあたっては、「録音図書作成基準」に沿って漏れ落ちなどが無いように注意する。
・まえがき、あとがき、解説など本文以外のセクションは、必ず最後に《〇〇〇終わり》と読む。
           

1月定例会(2025.1.23)

今回は「デイジー図書の結合」についての研修でした。
複数人で分担して読んだ音声データを、まとめてひとつの録音図書として作成するために必要な技術です。
まず事前準備として、事前に講師からメール等で送られてきた圧縮ファイルを解凍して複数のファイルを用意しました。
当日は、講師が自ら作られた手順書「2つ以上のデイジー図書の結合(非常に分かり易い!!)」に沿って説明され、各自がPCで実際に作業して結合を完成させました。
 
ここがポイント
・録音図書の完成までには、読む技術だけでなく様々な編集技術が必要です。
PRS(PLEXTALK Recording Software)を使いこなして、編集作業を効率良く進めましょう。

◇次回例会(2.27)の研修は、「枠読み」についてです。当日は「発足40周年記念誌おんやく」をご持参ください。

12月定例会(2024.12.12)

今回は「社協だより」の読みについての研修でした。 社協だより最新号の読みを聞きながら、読み手、聞き手としてのご感想やご意見を頂きました。 今回のご感想・ご意見を参考に、来年度の作成手順に反映させたいと思っています。
 
ここがポイント
 ・複数の音訳者が読むため、写真の処理などはなるべく簡潔な説明とし、読み手毎にバラつきが無 いようにする
 ・地域限定の広報誌であるため、地名や地域に在住の方の氏名など誤りの無いようにする。疑問を感じた場合は、社協に確認するか個別に調査するなどして正確に読む

◇次回例会(1.23)の研修は、「パソコン操作(編集等)について」です。

11月定例会(一日研修)(2024.11.28)

 例年通り当会のベテラン会員を講師に迎え一日研修を実施しました。
 今回は、原点に戻って「読みの基本」についてじっくり向き合いました。
 先ずは、読むにあたって姿勢の取り方、声の出し方のレッスンから始まりました。
 その後、例文をそれぞれが読み、より良い読みにするにはどう直したら良いのか講師から個別に具体的な指導を受けました。
 最後に、アクセント辞典の利活用法についてアドバイスを頂きました。

研修を終えて
 「読む」にあたって大切なことをたくさんアドバイスしていただきました。
  特に、作者が何を言おうとしているのかを考え、
 ・大事な言葉を捉えて読む
 ・文節のかたまりを意識し、どこで区切るかを考えて読む
 ・自分の声を聞きながら読む
   などが印象的でした。

10月定例会(2024.10.24)

☆令和6年度音声訳研修会(新潟県音声訳の会主催)が開催されました☆

 昨年度に引き続き、県の認定指導員にお出でいただき音声訳研修会が開催されました。
 主に次の点についてご指導を受けました。限られた時間でしたが充実した研修となりました。
 ・写真、図、グラフなどの処理について
 ・など読み方が複数ある漢字の読みについて
 ・正しく情報が伝わる読みについて

【受講者の感想から】
〇写真や図の処理の経験が少ないので大変参考になった。
〇実際に写真や図の説明に取り組んでみて、聞き手に伝えることの難しさを痛感した。
の読み方について、とても分かり易い資料をいただけてありがたかった。

9月定例会(2024.9.26)

 今回は「同音異義語、同音異字語を多く含む文章の読み」についての研修でした。
 日本語は、同音で意味や漢字が異なる単語が多く、それらをどう処理(説明)するかは 音訳者が常に悩んでいるところです。
 研修では一人一人が工夫しながら例文の読みに取り組みました。

 ここがポイント
・まず同音異義語などを処理(説明)する必要の有無を考える
・処理については、漢字そのものを含む熟語や音訓で説明する方法や、言葉の意味で説明する方法などがある
・どの方法で説明するかは音訳者によるが、大切なのは聞いている人が分かり易いことである

7月定例会(2024.7.25)

 今回は「取扱説明書などの読み」についての研修でした。
 文字とイラストからなる電気ケトルの取扱説明書を素材としました。
 聞いた人が実際に製品を使えるかどうかという点に注意を払い、伝え方を考えました。何人かで実際に読み合わせたのち、相互に意見、感想を述べました。ケトルの形状(取っ手の位置、ふたの構造など)をどう伝えるかが、特に問題となりました。

 ここがポイント
・取扱説明書の最初にある〈各部の名称〉の段で、全体の形状を丁寧に音訳しておくと、聞き手のその後の理解がスムーズになる
・取扱説明書に触れられていない情報や音訳者の個人的な知識は加えない

6月定例会(2024.6.27)

 今回は「読みの基本(ピッチなど)」についての研修でした。
 まず講師の音訳に対する考えをお聞きしました。後に文例や会話文を各人で読み合わせ、個別に具体的な例を挙げながらより良い読みについて指導がありました。

ここがポイント
・利用者に目の代わりに耳で聞いて貰うために、どう読むかよりどう聞こえるかが大切
・音訳者にはそれぞれ読み(声の質や速さなど)に個性があり、その個性を大事にして読むことで自然に聞こえる聞き取りやすい録音図書になる
・文頭は必ずピッチを上げて読む。文末は下がるので、音の幅が広がることで全体にメリハリがつく
・会話文は会話らしく読む。普通の話し言葉調であまり感情的な表現は避ける
                                              等々

5月定例会(2024.5.23)

 今回は「数詞の読み方など」についての研修でした。
 数字のみ、或いは数字の後に月、年、ページなどの単位が付いた数詞の読み方、アクセントなどを確認しました。
 また、これらの読みでは複数の読み方がある場合や許容される読み方もあり、どの読み方を選ぶかなどについて意見が交わされました。

ここがポイント
・複数の読み方がある場合は、全編を通して統一した読みとする
・大切なのは、自分が読みやすく聞き手にも自然に聞こえるような読み
・本文の内容によっては、基本のアクセントと異なる読みが適している場合もある
(例:1,2,3 基本は イチ\, 二\, サン ̄ 、号令等1,2,3と続く場合は イ\チ 二\ー サ\ン)

 

 

上越音声訳マザーテープの会

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